動物愛護週間

  25, 2015 18:53
本エントリーは文字が多すぎて読みにくいので
時折意味も無くテオとナスカの画像をはさんでおります。

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毎年9月20日から26日は動物愛護週間です。
環境省「動物の愛護と適切な管理~人と動物の共生をめざして~」

動物愛護管理法の第4条において動物愛護週間はこう宣言されています。

ひろく国民の間に命あるものである動物の愛護と適正な飼養についての
関心と理解を深めるようにするため、動物愛護週間を設ける。

この時期は全国各地で動物愛護に関するさまざまなイベントが開催されています。


このような週間が「法律」で定められたのは

動物愛護の精神を一日も早く国民生活の中に浸透させ、
人と動物との豊かな関係を作り上げたい


と願う、動物愛護管理法の設立に情熱を注がれた方たちの熱意にほかなりません。


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そこには動物愛護管理法の基本原則があります。

動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、
または苦しめることの無いようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、
その習性を考慮して適性に取り扱うようにしなければならない

わざわざ、「命あるもの」と何度も繰り返し出てくるのは、
そうしなければならないほど
人は動物の命に対する意識が希薄であるからです。

人は古来より動物と共存して、その恩恵を受けてきたにもかかわらず、
いまだに動物に対する虐待行為が後を絶ちません。

何百年、何千年も共に暮らしているのに、です。
人間とはかくも愚かな生き物なのか、と絶望せずにはいられません。

飼い主を失った愛護動物に訪れる未来は「死」です。
しかも、その多くが人の手による「殺処分」です。
ペットを殺しているのが、かつてはペットを愛した人間であるという現実。

悲しすぎます。


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テオとナスカとは、「ペットのおうち」という里親サイトで出会いました。
募集を出されていたのは、いまや地域猫活動団体として、練馬区のみならず
全国的にも活動の幅を広げ、破竹の勢いで成長する「ねりまねこ」さんです。

ねりまねこさんからは、テオとナスカの全てとともに、
模範的な飼育や、動物愛護の啓蒙活動を託されました。

ねりまねこさんのように、バイタリティ溢れる活動ができなくとも
できることからコツコツと何かを成し遂げていきたいと思っています。


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先日、近所の猫にエサやりをされている方に遭遇しましたので
勇気を出して、その方にお話をうかがいました。

この方は、この地域で10年近く地道に活動をされているそうです。
この方も、ねりまねこさん同様、大の猫好きというわけではなく
ご本人は、「本当はウサギのほうが好きなのに、いつのまにか
こんなことやってます」とおっしゃられておりました。

このあたりの猫はすべてTNRを行っていること
避妊・去勢手術は区から助成金が出ていること
行政の積極的な介入は自治体の担当者の動物に対する理解度によること
などを伺うことができました。

最近見かけるようになった白黒のハチワレの猫ちゃんと黒猫ちゃんの話をしたら、
個体管理をしっかりされているようで、個体のエサ場移動もちゃんと把握しておられました。

(ついでに、周辺の動物病院の評判などもお聞きすることができました)


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残念ながら、私が住む地域の自治体は地域猫に対する理解に乏しいようで
たしかに区のホームページからも、そのような希薄な印象を受けます。


ここで漠然と思ったのは、地域猫活動成功のカギは
やはり、行政の担当と地域猫活動家の相性というのもあるんじゃないか、
ということ。


たとえば、ねりまねこさんはとてもトーク力に優れた方です。
個体管理から、地域の方々や身勝手なエサやりへの説得、
行政の担当への説明や交渉などなど、実にプロフェッショナルです。

対して私がお話を伺った方は、実直で行動力も情熱もある方でしたが
お世辞にもトーク力に優れているとは言いがたく
ともすれば、若干近寄りがたい印象を受ける方でした。

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話してみれば、すごく努力されている方だということが良く分かりますが
システマティックな世界に生きている行政の方には、この方の熱意は伝わりにくいでしょう。
だから、「わたしも地域猫やりたいなぁ~でもこの区では無理」とボヤいておられました。

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トーク力がある人なら、地域猫に理解の無い担当でも説得することができるかもしれない。
でも、トーク力が無ければ、理解の無い担当者を説得することは無理・・・
なので、しっかり活動している方と、勝手気ままなエサやりのカオスな世界になる。


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行政には、法律で課せられた動物愛護の課題があり
地域猫活動を模索している方には溢れる情熱がある。



なんとかこの2者の間をうまくとりもつ策はないだろうか・・・



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と、現段階では思案するだけの日々なのであります。
長いだけでとりとめも無い記事になってしまってスミマセン^^;







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Comment 16

トトロ  

すごい・・・

最後まで読んで、最初からもう一回読んじゃいました。

小さな現場で思ったことを、すごく大きな視点で分析してるsuztanさんすごい。
ものすごく、なるほど・・・と思いました。
どうしてねりまねこさんが破竹の勢いで全国進出しているか
suztanさんの説明ですっごくスッキリです。

行政とエサやりさん、あと一方で猫の被害に遇っている人、
みんなを取り持てるのって、やっぱり中立のスタンスの人ですよね。
中立の立場を守りながら、トーク力がある人。

ん?まさにsuztanさん・・・のような人が
「ねりまねこチルドレン」として活動できたら最高ですね。

すごい記事なので、後日リンク貼らせて下さい~。

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oharumama  

素晴らしいブログ
ありがとうございました。
すごくかんがえさせられました。
今はこれしか言えません
Suztanさん
ありがとう

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Mii  

動物愛護に関して、地域猫や里親、自分で猫を迎えるまで、ほとんど知識がありませんでした。

そして、これらのことを知っていって、初めて多頭飼育崩壊、殺処分、虐待…悲しい現実も知りました。

今はいろんな方のブログを読ませてもらって、色々勉強中です(*^^*)もちろん、ねりまねこさんのブログも(=^_^=)

今すぐできることは、保護猫活動をしている方に寄付や物資支援しかありませんが…。でも、一番は、そういう活動をしなくてもよくなることなのかな、って思います。

話のスキルって、ほんとに必要ですよね~(;´_ゝ`)

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suztan  

トトロさん>

トトロさんなら拡散力がありますし、心を掴む言葉をお持ちなので、こんな記事でお役に立てるなら嬉しいです!
わたしはあがり症だからトークは苦手ですよ(^◇^;)
人前でも思いを言葉にして、相手に合った話し方ができればどんなにいいか。
パソコンに向かって黙々と仕事をしてきたわたしには中々ハードルの高いスキルですが、それを補う何かを見つけたいなと思っています。

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suztan  

おはるさん>

おはるさんも、こまめちゃんやにゃーごちゃんを保護して、まめたんを迎えたことで、お外で暮らす猫ちゃんの厳しい現実を目の当たりにされていますから、
おはるさんの思い、とても伝わります。
おはるさんのブログはたくさんの方がみていらっしゃるので、意識し出した方は多いと思います。

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suztan  

Miiさん>

わたしもテオとナスカを引き取るまで、地域猫のことはよくわかっていませんでした。
レスキューされたり、野良猫に餌やりをしている人とごっちゃにしてみていたのだと思います。

Miiさんのおっしゃる通り、そういう世界になれたらいいなと思います。
ひとりの情熱を持ったカリスマが現れて、有志がそれを支えるのではなく
ひとりひとりが当たり前のように動物との関係を築くことができれば…

猫を捨てるのが猫好きという身勝手な矛盾と、過剰供給をどうやったら止められるのでしょう。

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ちびたん  

保護活動をされている方の苦労はネコジルシをやりだしてから知りました。
個人や団体と方法は様々ですが、どなたも猫を愛する気持ちからなんだと思います。
私も猫が好きなだけで保護猫や殺処分とか知らずにいたので、まずはたくさんの人に知ってもらうことが大切だと思いました。
ねりまねこさんのようにトーク力やコミュニケーション力が優れた方がいらっしゃらない地域の方も、みんなで協力できる場があればいいのに。
殺処分のない愛護動物に優しい世の中になってほしいと思いながら何もできずにいたので、こうやってsuztanさんが発信してくださることがすごく嬉しいです。
貴重なお話しをありがとうございます。

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ニャーヨ  

動物愛護週間だった事を知ってる人はどれくらいなのでしょうかね。
テレビでもネットでもあまり話題になってなかった気がします。
空前のペットブームと言われている昨今なのにね(^^;)

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maimai  

人間は人間をも傷つける動物なんですよね。
日本だってつい最近まで、そしてこの地球上には今も戦い傷ついている人たちがいる。
人間の歴史の大半は、侵略や強奪のための戦いで占められており、悲しいかなそんな
DNAが今も受け継がれていて、動物の命に対する意識の希薄さに繋がるのかな、
なんて思ってしまいます。

殺処分される猫を少しでも減らすために去勢・避妊は最低限必要なことであり、
自治体によっては地域猫の去勢・避妊に一定の条件の下助成金が出ると聞いたことが
あり、少し調べてみました。

私の住んでいるここ愛知県では「飼い犬」「飼い猫」に対しては助成金がある市町村、
地域猫にのみ助成金がある市町村、両方に対して助成金がある市町村等ありますが、
一切助成金のない市町村のほうが多いようです。

財政難の自治体は猫にかまっている余裕はないかもしれませんが、行政の力も借りて
少しでも可哀想な猫が減ることを願ってやみません。

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suztan  

ちびたんさん>

知らなければ苦しむ事もないけれど、
ペットと暮らすなら知るべき事もありますよね。
まだまだ猫を飼っていても知らない事ってたくさんあるし、いくら勉強しても不足はないですよね。

こういう話をもっと、普段意識していない人にも
興味を持ってもらえるような話し方や書き方が
できるようになりたいなと思います。

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suztan  

ニャーヨさん>

昨今のペットブームは、インターネットが普及したことによって
もたらされた面のあるのではないかと思っています。

欲しい情報やモノが簡単に手に入れられるようになった半面
安易な飼育や繁殖・販売といった流れもできてしまったのかと。
その被害が、不幸なことに本人ではなくペットに及んでいることが悲しいです。

先日、流通過程で死亡する犬猫の統計がでましたが、これは氷山の一角ですよね。
死亡理由記載の義務化と、繁殖・流通業者には診断書の添付も義務化してほしいです。

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suztan  

maimaiさん>

人も動物も生き物を殺さずに生きていくことはできません。
でも理性を獲得した人間だからこそ、QOLの意義を良く考え
「個々に」実践していかなくてなならない使命があると私は考えています。

昨今の日本のスコティッシュフォールドブームにより
折れ耳率を上げるための無茶な交配の結果、
障害を持った子がたくさん生まれ、傷みに苦しんでいます。
だから、スコを見ると、すっっごくかわいくて笑顔にもなりますが
この子は痛みに苦しんでいないだろうかと不安で悲しい気持ちにもなります。

食用動物や動物実験、毛皮用に捕獲される動物、某国の犬食文化なども
命の尊厳を脅かしていると言われています。

あまり書きすぎると、動物愛護ではなく動物愛誤といわれそうですね^^;


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oharumama  

こんにちは

suztanさん
お久しぶりです
お元気ですか?
今日のブログに、ブログ村とブログランキングのバナー?
にゃーごとまめたんの顔写真入れました。
何か毎日ブログ村の注目記事にランクインするので、怖くなりいろいろ調べてみたら
ランキングは大切や!
と書かれていたので、あわてて作りました。
何か
ランキングって、不正行為でなりたってる!
って、たくさん書いてあったのでビックリです。
いややなぁ~

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suztan  

おはるさん>

カワイイバナーができましたね^^
まめたんがあざといわぁ~。

一応ランキングに参加してるけどほったらかしなので
あまり考えたことはないですが、アフィリエイトとかやってる人も多いし、
ある程度はブロックできるでしょうが、不正とかはあるでしょうね。
なんでこんなのが人気なんだろってのが怪しそうですね(笑)

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ねりまねこ  

破竹の勢い(^_^;)

トトロさんの記事から誘導されてきました。
(スミマセン、里親様ブログは全てお気に入りにしていますが、私と同じアメブロの方が見やすいのです)
すごい褒められていて、恥ずかしいです。
私がスゴイのではなく、たぶん社会のニーズがあるのだと思います。
皆さまのような模範的な飼い主様の存在が、すばらしい広報・啓発になります。
ありがとうございました。

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suztan  

ねりまねこさん>

初降臨ですね(≧∇≦)
ご多忙のところコメントまでいただきありがとうございます。

今も昔も、野良ネコに餌を与える人はいましたが
動物を飼っているのに、その動物の特性を知らずに飼育している人が
とても多いように思います。
かくいう私も知らないことはまだまだたくさんあって、間違った飼育をしているかもしれません。

ひとりひとりが猫の何気ない行動・生体を理解していければ
共生の道も険しくはないのでしょうけどね。

猫に興味のない人からしてみれば、そんなものを理解する必要はないと
考えるでしょうし、自分の敷地を踏み荒らし、汚されれば怒りも湧くでしょう。

被害を受けている方々は、猫がいなくなれば問題が解決すると考えているでしょうし、
そこをどのようにフォローしていけば、共生が成り立つのかが課題ですね。

TNRを実施し、完璧に個体管理をしても、野良猫はゼロにはなりません。
理解しがたい理論で「猫を捨てる猫好き」がいる限り、地域に猫が供給され続けます。
猫の世話をする人ではなく、地域に猫を供給する人物を、どのように説得・指導していけばいいのかな、と思いふける今日この頃です。
動物愛護管理法の罰則など、脅しにもならないことがほとんどですから。

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