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むかしむかしの猫物語

  29, 2016 22:18
昔々あるところに

猫アレルギーの猫好き少女がいました。



ちょっとでも猫を触ると

目を真っ赤に腫らして

鼻水が止まらなくなるのに

触らずにはいられませんでした。



たぶん少女がそんなだから

家で犬猫を飼ったことがありませんでした。



夏くらいから

庭に現れるようになったシャム猫が

エサも与えていないのに

庭にいつくようになりました。



声をかけると

ヒャン ヒャン...と

か細い声でなく子です。

怖がりながらも

人のぬくもりを知っているようでした。



少女が洗面所で歯を磨いていると

洗面所の窓の下で

せいいっぱい体をのばして

ヒャン ヒャン...

と鳴いていることもありました。



少女は家に入れたい気持ちを

ぐっと抑えるのが大変でした。



そうこうしているうちに

なんだかお腹が大きくなってきて

朝晩は冷え込む日も多くなってきました。



北海道の9月はもうすっかり秋です。



寝泊りする家もなく

身重の体の猫を不憫に思ったのか

父親が車庫の

古い茶箪笥の荷物を整理して

段ボールにタオルを敷いて

寝床を作っていました。



するとまもなく

シャム猫が出入りするようになり

4匹の子猫が生まれました。



子猫が生まれると

父親は

車庫入れ時の排気ガスを心配して

車庫に車を入れられなくなってしまったので

親子を家とつながっている

物置部屋に移動させました。



「子猫が大きくなって暖かくなったら外に出すからな」



そう言いながら父親は

棚の一部を整理して

古いテーブルを置き

茶箪笥を解体して

猫の小屋を作っていました。



生まれた子猫は

シャム柄猫が1匹

黒猫が3匹

生後2週間くらいで

黒猫が一匹

衰弱して死んでしまいました。

きょうだいの

お乳の取り合いに負けてしまったようです。



残った子猫たちは

すくすくと成長して

階段ほどの段差に

よじ登ることができるようになりました。



少女はそっと

物置部屋の扉を

閉め忘れたフリをして

親子を部屋に招き入れてしまいました。



パートから帰った母親に

「ドアが開いていて猫が入っちゃったみたい」

と言い訳をしてみると

母親は少女を咎めたりしませんでした。



最後まで

猫を飼うことを反対していた母も

子猫の可愛さに負けてしまったのでしょうか。



もしかしたら

父親が母親を説得していたのかもしれません。



こうして猫の親子は

北海道の厳しい冬を

暖かい家で過ごすことができるようになりました。



子猫が生後2か月を迎えたころ

シャム柄猫と

しっぽがまっすぐの黒猫が

もらわれていきました。



子猫がいなくなった日の夜は

母猫が夜通し

か細い声で子猫を呼び続けていて

家族はみんな

悲しい気持ちになりました。



少女の家に残った

母猫としっぽの曲がった黒の子猫は

家族から名前をもらいました。


母親の名前は「ミー」

IMG_20160329_0005_NEW.jpg




しっぽの曲がった黒猫は「クロ」

IMG_20160329_0004_NEW.jpg


suztanが

初めて猫を飼うことになった

在りし日の物語でした。



おしまい。

IMG_20160329_0002_NEW.jpg



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  ミー クロ シャム 黒猫 保護 北海道 思い出

Comment - 10

inkyo  

おはようございます。

ご訪問していただきありがとうございます。

ミーちゃん我が家で飼っていたネコにそっくり、ネコが好きなのにアレルギーはつらいですね。

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おはるママ  

suztanさん
おはよぉ🎵

来るのが遅くなってごめんね!
泣けて来た!
メチャクチャ優しいお父ちゃんやったんですね。
いいなぁ〜
うらやましいです。
うち、6歳の時からお父さんいないから………(泣)

suztanさんって、実家が北海道なんですか?

それと、ビックリしたのが
わが家にもシャム猫のミーちゃんがいました。
そっくりなんでビックリしました。

それも、アカチャンを4匹産んだんですよ!
黒猫2匹産んだとキジ猫2匹でしたよ。
同じやから、これまたビックリしました。

で、suztanさん、猫アレルギーは治ったんですか?

Edit | Reply | 
maimai  

生後2か月ちょいのユズムギを連れて帰ったとき
ユズムギの母猫もミーちゃんのように子猫を探して
鳴いたのかな・・・

その昔、シャムの血が入ったにゃんこを飼っていました。
女の子だったけど名前は「みーくん」(;^ω^)
妊娠・出産したけど、母性のかけらもない子だったようで、
ある日、どこかで産み捨ててすっきりした顔で帰ってきました( ̄▽ ̄;)

家の中で1匹だけ見つけましたが、膜が付いたままで
すでに窒息死していました( ;∀;)

ところでsuztanさん、猫アレルギーは!?

Edit | Reply | 
suztan  

inkyoさん>

モフモフになればピッピちゃんに似ていますよね~
わたしも「あ、ミーはピッピちゃんみたい」って思いました^^

ミーとは出会ったとき既におとなだったので
何歳くらいだったのか分からずじまいでした。
ミーが旅立ったのは、家族になってたった3年くらいのことでした。

アレルギーとはうまく付き合えているようです^^

Edit | Reply | 
suztan  

おはるママさん>

うちの父は本当に優しいんですよ~
私の友人にもすこぶる評判のいい父です

いまだ両親が健在ですと、すっかり油断してしまいますが
そんな父ももう70後半です。
かかわりを大切にしていきたいと思います。

おはるさんのお家にもシャム猫のミーちゃんが!!??
なんという奇遇でしょう~~~
写真があったらぜひ紹介してください^^

猫アレルギー、気になります?

Edit | Reply | 
suztan  

maimaiさん>

こ、ここにもシャム猫のミー族ががが!!
奇遇すぎて笑っちゃいます(笑)

人間もそうですけど、猫も子育てにドライな子と
愛情深い子がいるみたいですね。

本能で育てられるといいますが、
初産だとそういう子がいるみたいですね。

ミーの孫が初産のとき、産道から出てきた仔に
びっくりして逃げてしまったことがあります。
その後戻ってきて残りの仔を産んで母性に目覚めましたが。

猫アレルギー、ご興味がある方がいらっしゃるようなので
別の機会に猫アレルギーの記事かきますね~^^

Edit | Reply | 
カバ丸1号  

心温まる物語

何だか心が温かくなって・・
ほろり涙までこぼれそうになるような・・
素敵な物語・・
母は強し!
ミーちゃんは・・
ここのお家なら大丈夫!って・・
ニャン生最大の賭けに出たんだね~
大成功!!よかったよぉぉぉ

で・・
気になるね!アレルギー(笑)

Edit | Reply | 
りょこ  

これがすずたんのネコ好きの始まりなのねー♪( ´▽`)

お父さんの優しさにほっこり✩⋆。˚
北海道出身なんや!どうりで色白美人さんだと思ったよー( ̄▽ ̄)
北海道のどこー??
うちは北海道には縁もゆかりもないけど、UR氏のおばあちゃんちが旭川で結婚してからちょくちょく行ってるよ

Edit | Reply | 
suztan  

カバ丸さん>

ミーが、そう思ってくれていたらいいな・・
本当に優しくてかわいくて素敵な猫でした。

で、やっぱ気になりますかね!?
すぐサボり癖がでるブログですが
頑張って早めに書きます(汗

Edit | Reply | 
suztan  

りょこさん>

父は本当に優しいんですよ。というかカワイイの。
背も小さくてタレ目でひとなつっこい子犬みたいだから
職場でも若い女子にかわいがってもらっていたみたいですよ(^w^

ところでりょこさん、私のどのへんが色白????
もっすごいコンプレックスなくらい色黒なんだが(笑)
もしかしたらあずきさんと勘違いしてないかしら~~
あずきさんは東北美人だから美白だし~~~

おお、旭川!
ウチは千歳なので車だと6時間くらいかなぁ(笑)

Edit | Reply | 

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